症状と病気

溶連菌(ようれんきん)について

幼稚園や保育園、学校で流行ることがある溶連菌について解説します。 症状は風邪と似ていますが、風邪に抗生物質は必要ないのに対して、溶連菌では抗生物質で適切に治療を行う必要があります。 溶連菌とは 溶連菌は急性咽頭炎の原因になる細菌です。 のど...
症状と病気

食中毒~O-157を中心に~

食中毒とは、食べ物を介して有害な微生物が体の中に入り込み、嘔吐や下痢などの症状を起こす病気です。原因となる微生物には以下のようなものがあります。 腸管出血性大腸菌(O-157など)サルモネラ菌カンピロバクター黄色ブドウ球菌ノロウイルスロタウ...
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風邪薬のおはなし

小児科外来で最も遭遇する病気は風邪です。今回は風邪と診断したときに処方されることが多い薬について解説します。 注意が必要な薬として、「咳止め」と「鼻水の薬」をまず説明します。私は基本的に、咳と鼻水を止めるためだけに、薬を使わないようにしてい...
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アレルギーの検査はした方がいい?

症状がなければアレルギーの検査をする必要はありません。これから食べるものについて、事前にアレルギー検査をする必要はありません。 最近は、インターネットも普及し、簡単に医療情報も手に入る時代となったため、自分で病気のことを調べる熱心な親御さん...
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母子手帳を活用しよう!

赤ちゃんを妊娠すると役所からもらえる母子手帳(正式には母子健康手帳)ですが、実は参考になる育児情報・医療情報がたっぷり書いてあります。 今の時代はなんでもインターネットやSNSで調べられる時代となりましたが、なかには間違った情報や真逆のこと...
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血液型は知っておいた方がいい?

小児科でよくある場面です。 パターン① ママ 血液型って調べられますか? 小児科医師 調べることはできますが、調べてもなんの役にも立ちませんよ ママ えっ?どうゆうこと? パターン② パパ 血液型って調べられますか? 小児科医師 大丈夫です...
症状と病気

こどもの頭痛

頭痛は小児科でもよく出会います。意外かもしれませんが、小児の救急外来受診患者のうち、1%程度は頭痛が主訴です。今回は、こどもの頭痛ではどんな原因が多いのか、どんな頭痛は要注意かを、日本頭痛学会に所属する小児科医として解説します。 一次性頭痛...
症状と病気

熱中症に注意!

各地で梅雨が明けていよいよ夏本番です。個人的には大好きなシーズンなのですが、熱中症のお子さんが増えてくる季節でもあり、注意が必要です。 今回は、熱中症を予防するためにどんなことに気を付けたらよいか、熱中症になってしまったらどのように対応した...
症状と病気

熱が出ています!いち大事?

「熱が出ている=いち大事」ではありません。速やかに病院を受診した方が良い場合と、おうちで様子を見ることができる場合とがあります。今回は、どんなときに病院を受診するべきかをまとめました。 また、熱に関してよく聞かれることをまとめた記事、「熱は...
症状と病気

熱は何度まで大丈夫なの?熱は下げた方がいい?

発熱に関してよく質問される項目についてまとめました。どんなときに病院を受診するかをまとめた、「熱が出ています!いち大事?」もよければ参考にしてください。 熱は何度まで大丈夫なの? 小児科の先生 「何度以上は危険」などという目安は特にありませ...