新生児マススクリーニング
新生児マススクリーニングとは、生まれつきの代謝の病気を見つけるために行われる検査です。通常生後5日目前後に採血を行います。かかとからの少量の採血で検査可能です。近年、新生児マススクリーニングで検査できる病気は増加傾向にあり、代謝以外の病気も...
受動喫煙から子どもを守る
「タバコの煙が身体に悪い」ということはほとんどの方が知っていてあえて言うことではないかもしれません。ただ、子どもの受動喫煙の影響をどれだけ知っていますか?今回は受動喫煙が子どもの健康に与える悪影響について解説します。少しでも禁煙のきっかけに...
離乳食 Q&A
赤ちゃんの成長に伴い、母乳・ミルクから食事へ移行する段階に必要なのが離乳食です。離乳食については、自治体の両親学級や育児書などでも学ぶ機会が多く、こちらが驚くほどたくさん勉強されている親御さんも少なくありません。ところが情報過多のこの時代、...
専門医制度 ~一般の皆様へ~
“専門医”という言葉を知っていますか?数多くの医師の中でも、特定の領域におけるスペシャリストであることを認定された医師が専門医を名乗ることができます。一般の皆様には、・どうやって専門医を探すことができるのか?・専門医にかかった方がいいのか?...
耳鼻科と小児科、どっちを受診??
保護者鼻水の風邪なのですが、耳鼻科と小児科のどちらを受診するのがいいでしょうか?診察の場面でこのような質問を受けることが良くあります。私の結論は「小児科」なのですが、そこに至る理由はシンプルではありません。その理由について丁寧に説明していき...
子どもの睡眠
日本人は睡眠が短いです。OECD加盟諸国の平均睡眠時間8時間25分に対して、日本は7時間22分で最下位でした。ちなみに、アメリカは8時間48分と第一位、スペインやフランス、イタリアも8時間30分以上であり、「先進国はすべて短い」というわけで...
インターネット医療情報との付き合い方
インターネットが広く普及し、医療情報を簡単に入手できる時代となりました。さらに最近では、自分から知りたいことを検索しなくても、おススメの動画や話題のツイートなどが勝手に表示されるほど便利な世の中になっています。それまでは「分からないから医者...
不登校
不登校は、それ自体が病気というわけではありませんが、「学校にいけない」という理由で病院を受診するお子さんが少なくないことも事実です。そのため、小児科医としても関わることの多いものになります。不登校で受診した方がいいのか?果たして病院はなにが...
母乳のメリット
母乳育児はたくさんのメリットがあります。赤ちゃんを育てるのにミルク(人工乳)を使うことは珍しいことではない世の中になってきており、ミルクが必要なご家庭があるのもまた事実です。最近ではミルクも研究・開発が進んでおり、ミルクメーカーさんの努力は...
学校検尿について
わが国では、3歳児健診や学校検診で尿検査が行われています。症状を発症する前の腎臓の病気や糖尿病をいち早く見つけることができます。学校での尿検査の導入によって、糸球体腎炎という病気で末期腎不全に至るお子さんは大きく減少するなど、大きな成果を上...